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【完全保存版】ペグの種類と素材の使い分け!おすすめシーン徹底解説

キャンプをはじめるにあたって1番はじめに思い浮かぶのアイテムは「テント」ではないでしょうか。

テントを選ぶのにも考えなければいけないことや、ポイントなどがありますが、テントと同じくらい大切なのが、そのテントを支える「ペグ」です。

むーむー

ペグって名前だけ聞いたことがあるけど、なにを選んでも良いの?

そんな悩みがある方もいらっしゃると思います。

今回は、そんなテントと同じくらい重要な「ペグ」について、夫婦キャンプ歴6年のゆとりキャンプが解説をしていきます。

目次

必須アイテム“ペグ”を徹底解説

みなさんはどのようにペグを選んでいますか?

ペグは適切に選んでこそ、その真価を発揮します。ここから先はペグの基礎について学びましょう。

ペグとは?

ペグとは、テントやタープなどを建てる際に固定具として使用する物で、テントやタープの綱を地面に打ち込んだペグに括り付け固定をする道具です。

その形状はさまざまで、その土地やキャンプスタイルに適した素材、形・長さがあります。

たか

使い分けが大切だよ!

ペグは適当に選んでも良い?

結論、ペグを適当に選んでしまうと思わぬトラブルに見舞われるかもしれないのでNGです。

前述した通り、ペグはテントと同じくらい大切なアイテムのひとつです。

テントやタープは基本的に風に弱いものになります。
ペグの選び方を間違えてしまうと、固定した意味がなく、風などで吹き飛ばさてしまったり、テントのポール(骨組み)が折れてしまいます。

また、中にはペグを打った状態で立ち上げるようなテントやタープも存在し、しっかりとペグを打てないと、テントを立てることもままならないこともあります。

特にキャンパーに人気の高い、富士山を臨むことができるキャンプ場「ふもとっぱら」は広大な土地ゆえ、遮るものがなく強風が吹きつけます。

ふもとっぱらの風の様子

このように、ペグはキャンプを安心安全に楽しく過ごすために必要不可欠なアイテムです。

代表的なペグについて

ペグの種類は大きく分けて7つほどあります。

そして、このペグをペグの形状素材で分けると下記の図のようになります。

ペグの種類や特徴によって得意なシーンが変わってくるので確認していきましょう。

ペグの形状別の選び方

ピンペグ

ヘッドの部分がフック状やリング状になっており、テントなどを購入した時に付属していることが多いペグで、細くてシンプルな見た目のものが多いです。

アルミ製のものが多いため、耐久性については鍛造ペグよりも劣り、硬い地面では曲がってしまうこともあるため芝生や柔らかい地面に適しています。

コンパクトで軽く、安価なので大量に手に入りやすいのが特徴で、ホームセンターなどでも簡単に手に入りやすいですが、その分曲がりやすいので使用シーンは限られています。

たか

ピンペグは「消耗品」って考えると良いかな!

 ピンペグのメリット ピンペグのデメリット
安価
手に入りやすい

軽く、かさばらない
曲がりやすい
抜けやすい

ネイルペグ

「ネイル=釘」のことを指し、ヘッド部分が平らになっているペグになります。

ヘッドと先端が一直線になっており、物自体はピンペグと似ていますが、上が平らな分とても打ちやすいので初心者にはオススメです。

打ち込みやすい形状であるため、石まじりの硬い地面でもペグが打ちやすいのが特徴です。

ネイルペグの中でもヘッド部分の大きさがしっかりあるものを選ぶと、より打ち込みやすいですが、上の打ち付ける部分がプラスチック製のものですと破損しやすいので注意が必要です。

さらにプラスチックは劣化が早いので何年も使用するには向きません。

 ネイルペグのメリット ネイルペグのデメリット
硬い地面でも打ち込みやすい

抜きやすい

軽い
砂地・湿った地面に弱い

フック部分が壊れやすい

フック部分が小さいものがある

V・U・X・Y型ペグ

断面図がその名の通りのローマ字の形をしているペグになります。

こう言ったローマ字型のペグは接地面積が広く、抜けにくいので柔らかい地面に最適です。

この中でもX・Y字はU・Vの物より線の数が多いので、少し強度が高くなっています。

プラペグ同様、砂浜や雪原などの非常に柔らかい地面に適しており、砂利混じりの硬い地面には不向きなことが多いです。

また、溝が多い分、溝の部分に土が入り込んで詰まってしまうことがあるため、片付けの際のお手入れが少々面倒なところも特徴です。

V・U・X・Y型ペグのメリット   V・U・X・Y型ペグのデメリット
地面との接地面が広い

嵩張りずらい

砂浜や柔らかい地面が得意
汚れが付きやすい

硬い地面には向かない

スクリューペグ

スクリューペグはその名の通り、ネジのように螺旋状になっていることが特徴のペグになります。

螺旋状になっているので、しっかり食い込み抜けにくく、風などにも強く飛ばされづらいです。

スクリューペグのメリット    スクリューペグのデメリット
抜けにくい

風に強い
砂浜やぬかるんだ地面に固定しやすい
抜くのに時間がかかる

汚れが付きやすい
石が多い河川敷などは不向き

ペグの素材による選び方

鍛造ペグ(スチール)

鍛造とは強度を高めるために用いられる加工方法のひとつで、多くはスチール(鋼)から作られているため非常に強度が高いのが特徴。

鍛造とは、金属を叩いて圧力を加えることで強度を高め、目的の形状に成形する技術です。この叩く作業を「鍛える」というので、「鍛えて造る」ことからこの製造法を「鍛造」と呼ぶようになりました。

https://ohmiyanissin.co.jp/2020/09/11/348/

強度が高いため、耐久力も高く、多くのキャンパーに愛されているとてもポピュラーなペグになります。

特に、石の多いような地面を得意とし、奥までしっかりと刺さって固定ができるので、風の強い日や大型のテントなどをペグダウンする時に選びたいペグです。

しかし、ある程度どこの地面にも使用できるのが強みですが、重みがあり持ち運びも大変ですので車移動ではない方には、あまりオススメができません。

なぎ

鍛造ペグはメインテント・メインタープの固定におすすめ!

鍛造ペグのメリット鍛造ペグのデメリット
丈夫で劣化しにくい
どんな場面でも使用可能
重い

価格が比較的に高い

チタン製ペグ

最近、特に注目されているペグの素材のひとつ。

チタンは強度が高いのにも関わらずとても軽く、サビに強いのが特徴です。
また、チタンは医療機器に使用されるほどアレルギー反応を起こしにくい素材なので、肌が弱く金属アレルギーを起こしやすい方も安心して使うことができます。

チタン製ペグのメリット チタン製ペグのデメリット
軽くて丈夫

サビに強い
アレルギー反応を起こしにくい
価格が高い

アルミ製ペグ

さまざまな形状のペグに採用されていることが多く、軽量で持ち運びしやすいという特徴がありますが、強度がそこまで高くないため、硬い地面では曲がってしまうことがあります。

テントの付属品としてついてくるペグが大体、アルミ製になっています。

 アルミ製のメリット アルミ製のデメリット
安価
手に入りやすい

曲がりやすい
抜けやすい

ジュラルミン製ペグ

ジュラルミンとは、アルミニウムと同を主成分とした軽量で強度の高いアルミニウム合金のひとつ。

鉄と同じ強度を持ちながら、軽量で加工もしやすいのが特徴で、その性質から飛行機にも使用されています。

アルミ製ペグの欠点をなくした新しいペグのひとつです。

 ジュラルミン製のメリット ジュラルミン製のデメリット
安価
強度が高い
あくまで軽量なのに強度があるにとどまる
曲がりやすい

プラペグ

プラペグとはプラスチック製のペグのことを指します。

とても軽い素材で子供でも楽々持ち運びができ、値段も安価で手に入りやすいのが特徴。

ただ、強度に関してはどの素材よりも劣ってしまいますので、ハンマーなどで打ち込む地面にはあまり向きません。

また、前述したようにプラスチック製は劣化が早いため、定期的なメンテナンスを怠ると、キャンプ先で壊れていた、壊れてしまったというトラブルに見舞われるので注意が必要です。

加えて、耐久性がないため鉄製のハンマーなどを使用するとすぐに破損してしまうので、ハンマーも同様にプラスチック製のものを使う必要があります。

なぎ

今はピンペグが多いけど、昔は付属品でプラペグは入ってたイメージだな

プラペグのメリット  プラペグのデメリット
軽量

安価
砂浜や雪原などに強い
壊れやすい

劣化しやすい
硬い地面には向かない

ペグの長さについて

出展:Snow Peak

ペグの素材や形状について説明してきましたが、他にもペグはペグの長さによる使い分けが必要になってきます。

ペグは大体、20cm~50cmの長さに分けられており、
短いものは持ち運びがしやすい反面、軽くて抜けやすいというデメリットがあります。
長いものは持ち運びにくいですが、重く、地面深くまで刺さるのでテントをしっかりと固定することができます。

長さ長さによる特徴
20cm軽量でコンパクト、運びやすい
地面への刺さりが浅いので抜けやすい
ソロキャンプ向き
風が強い日は不向き
30cm取り扱いやすい
ソロ~少人数のキャンプ向き
強風の日や大型のテントでは耐久性に不安がある
40cm以上重く、長さがあるため運びにくい
地面に深く刺さるので抜けにくい
大型テントや強風に強い
ファミリーキャンプ向き

まとめ

今回ペグの種類、素材、オススメシーンの紹介をさせていただきました。

キャンプの中でもテントは重要なものであり、そのテントを支える大事なペグ。

冒頭でもお伝えしましたが、ペグ選びを誤ってしまうと大変な状況になってしまいます。

せっかくの楽しいキャンプを笑顔で終えれるよう、しっかりシーンにあったものをお選びください!

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この記事を書いた人

\頑張りすぎないゆとりのあるキャンプを/
ゆとり世代夫婦+フレンチブルドッグ|夫婦キャンプ歴6年


「キャンプはこだわらなきゃいけない」
「オシャレで映えたキャンプじゃないとダメ」
そんなイメージを払拭する、ゆるく無理のない、でも楽しいキャンプがモットー

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