冬キャンプをする時、ストーブがあると暖かく快適に過ごすことができます。
特に寒さに弱い女性や愛犬と一緒にキャンプを楽しまれる方にとっては冬キャンプでの必需品と言っても過言ではありません。
そんな我が家では、「トヨトミのKS-67H」を日常生活からキャンプに行くときまで使用しています。
トヨトミKS-67Hを約3年間使用してきた筆者が、トヨトミKS-67Hを選んだ理由、実際に使用してみて感じたメリット・デメリットなどをまとめてお伝えしていきます。
電源不要で暖かい!トヨトミ KS-67Hの基本スペック
まずは、トヨトミKS-67Hの基本的な製品スペックをご紹介します。
製品スペック | |
畳数 | 木造(戸建)17畳まで(28.0㎡) コンクリート(集合)24畳まで(39.5㎡) |
暖房出力 | 6.66kW |
乾電池別売 | 単2(4本必要) |
寸法 | (置台を含む)高さ×幅×奥行き(mm):583X482X482 |
質量(Kg) | 11 |
燃焼継続時間(約・h) | 9.7 |
タンク容量(L) | 6.3 |
安全面 | 二重構造のタンク・耐震自動消火装置付き |
カラー | ホワイト/ブラック(オンラインストア限定) |
トヨトミKS-67Hは対流形石油ストーブで、遠赤外線の力でじんわりと暖かいのが特徴です。
対流型石油ストーブは、その名の通り、熱い空気を部屋全体に均等に分散させることが最大の特徴。この方式により、部屋の隅々まで効率的に暖めることができ、快適な室温を維持します。
引用:マイナビおすすめナビ
トヨトミ KS-67Hを選ぶまで
まず、我が家がストーブを購入した目的は、まずはキャンプ用ではなく家庭用の暖房として使用したい、というのが1番でした。
我が家のリビング約14畳を想定しています
しかし、キャンプでの使用を全く検討していなかったわけではないので、コードなどの電源を使用しないこと、犬がぶつかってしまった時のための安全機能が付いていることも重要視していました。
また、デザインに関してはその可愛さから対流形のものに惹かれていました。
我が家のストーブ選びの条件
- 1番の目的は家庭用のため対応畳数は広め(約14畳)
- キャンプでも使えたら嬉しい
- コードレス
- 安全機能付き
- デザインは対流形のほうが好み
この条件の中で1番最初にあがった候補は、トヨトミKS-67Hではなく、同じくトヨトミのレインボーストーブでした。
候補1:トヨトミ レインボーストーブ
レインボーストーブは対流形の石油ストーブで、ガラスを通して炎が七色に光るのが特徴です。
これは、ガラス部分に特殊な液剤を付け置いて、乾燥する過程で重力により液剤の厚みが変化することで、この炎の色味の変化を出しています。
レトロな外観が特徴で、KS-67Hよりも全体的にコンパクトなサイズ感。
本体のカラーバリエーションも豊富で、スノーピークとコラボした商品も販売されており、インテリアの一部として選ぶのも楽しい商品でした。
しかし、対応畳数が7畳~9畳と日常使いのメイン暖房として使用することを考慮すると出力が足りずに断念しました。
出力があったらこれ一択の可愛さだった…
候補2:アラジン ブルーフレームヒーター
トヨトミのレインボーストーブよりもさらにレトロで可愛いデザインの対流形の石油ストーブ。
日本でも90年以上愛されてきている変わらないデザインで、丸窓から青い炎が見えるのが特徴です。
昔から長く愛されるデザインながら、安全性能や消臭設計もしっかりしています。
しかし、こちらのブルーフレームヒータも対応畳数が7畳~10畳とされており、日常使いという1番の目的を果たせなかったため候補から外れました。
こっちもレトロでおしゃれなデザインだよね
候補3:コロナ SL-6623
最終的にはコロナSL-6623かトヨトミKS-67Hの2択まで選択肢は絞られました。
トヨトミKS-67Hのデザインによく似たコロナSL-6623は、候補1、候補2の石油ストーブよりも対応畳数が17畳~23畳と広く、日常使いという面では条件をクリアしています。
また、耐震自動消火機能も付いているので安全面も確保されていました。
しかし、コロナSL-6623はカラー展開がホワイトのみとなっており、家具やキャンプに持って行った際の他のギアとの調和を考えた時に、ブラックがあるトヨトミKS-67Hを選ぶこととなりました。
コロナSL-6623のブラックは限定販売モデルしかないんだよね
実際にトヨトミ KS-67Hを使ってみて
購入してから約3年の間、我が家のメイン暖房として、キャンプに持っていく暖房器具として活躍してくれているトヨトミKS-67Hですが、実際に使用してみて感じたことがいくつかありました。
良かった点とイマイチな点を合わせてご紹介していきます。
圧倒的に暖かい
出力の大きいストーブになるので、本当に暖かいです。
14畳ほどのリビングでも一瞬でお部屋全体が暖かくなり、テントで使用しても、外は雪が降っているなんて思えないほど幕内はポカポカです。
特に私と愛犬のむーむーは寒さに弱く寒がりなので、冬キャンプをするのにあたってこのストーブは必需品になりました。
これがないと凍えちゃう
キャンプで使用するにはややオーバースペック
出力が大きく一瞬で暖かくなるトヨトミKS-67Hですが、ソロキャンプや寒さに強い男性からしたら暖まりすぎてしまう、ややオーバースペックなところがあります。
雪中のおこもりキャンプなどにはうってつけですが、特段寒がりなどではない限り、この出力はいらないかもしれません。
天板で湯沸かしができる
冬キャンプでは湯たんぽを作ったり、体を温めるためにスープを飲んだり、お湯が活躍する場面が多くあります。
またキャンプ場では水道からお湯が出ず、水しか出ないこともあるため暖房と一緒にお湯が沸かせるのはとても助かります。
特に冬キャンプの朝は、コンロで食事用のお湯を沸かし、ストーブで湯たんぽ用のお湯を沸かすことができるので便利です。
燃費があまり良くない
トヨトミKS-67Hはとても暖かく、長時間連続でも使用することができますが、出力が大きい分、使用する燃料の量も多くなります。
最近では灯油も値上がりしてることから、コスパが良い暖房かと言われると昔と比べてあまり良くないかもしれません。
燃焼が安定しており温度管理が楽
薪ストーブや焚火との比較になりますが、途中で薪をくべて温度を調整する必要がなく、燃焼が安定しているため温度管理がとても楽です。
薪ストーブの場合だと、その時の風向きや気温などにより薪を足すペースも変わってきます。
また、薪も1束600円~700円程度かかってくるので、石油ストーブと比較した時にやや割高になる傾向があります。
その反面、石油ストーブは燃焼が安定しており温度管理もしやすいので、温度管理に付きっ切りになる必要はありません。
大きい・重たい
トヨトミKS-67Hは候補にしていたレインボーストーブなどと比べると大きく、重たいです。
そのため、車へ運んだりテントへ運んだりする際は少し大変です。
また、サイズが大きいのでストーブを車に積むと結構なスペースを占領します。
それなりに大きな車に積み込まないと、他のギアが窮屈になってしまうかもしれません。
一酸化炭素中毒への対策は必須
本来、テント幕内など寒気が不十分な場所での石油ストーブの使用は一酸化炭素中毒のリスクがあるため推奨されておりません。
一酸化炭素(CO)は無味無臭の気体で極めて毒性が強く、空気中における濃度が0.02%(200ppm)に上昇すると頭痛などが起こり、さらに、濃度が上がると吐き気、めまいなどの中毒症状が進み、最悪の場合、死に至るなど身体に大きな影響を与える物質です。
引用:東京都多摩立川保健所
そのため、テント幕内でストーブなどを使用する際は、自己責任のうえで使用し、必ず定期的な換気や一酸化炭素チェッカーの使用を行い、一酸化炭素中毒の対策を行ってください。
まとめ
トヨトミKS-67Hを実際に使用してみて、私たちはとても満足しています。
前項でもお話しに出た通り、キャンプで使用するにはややオーバースペックぎみなところはありますが、とても寒がりな私とむーむーにとってはとても暖かく丁度良いと感じています。
真冬の高原や雪中キャンプをするのであれば、このトヨトミKS-67Hを持っていくのが良いかと思いますが、春や秋などの少し肌寒い程度のキャンプには手に余るスペックだと思います。
大きさもストーブとしては大きい方になるので、車に乗せた時にキャンプギアを圧迫しないかも考えたいところです。
ランキング参加中!応援よろしくお願いします
にほんブログ村
コメント