皆さん、冬キャンプは楽しんでいますか?
冬は夏と比較して虫も少なく、空気も澄んでいるため天体観測が楽しめたり、焚火をもっとも楽しむことができる季節です。
しかし、装備を見誤ると冬のキャンプを楽しむどころか、体調を崩しかねません。
特に、寒さに弱い女性は男性以上に装備を増やして臨む必要があります。
今回は超冷え性のゆとりキャンプ管理人の妻、なぎが女性目線で冬キャンプを快適に過ごすための防寒グッズをご紹介します。
冬の寒さを甘く見るなかれ
日本の冬と呼ばれる時期は、一般的に12月~翌年の2月までの3か月間のことを指すことが多いです。
1月下旬から2月上旬にかけてが1年でもっとも寒い時期と言われますが、その頃の東京の平均気温は日中は10度、朝晩は2~3度程度と言われています。
これが、少しでも山間部まで行くと朝晩の気温差はもっと大きくなり、昼間は過ごしやすい陽気でも夜は氷点下になることもあるので注意が必要です。
1月に長野県に行った時は、日中でも気温が氷点下だったよ
はじめてキャンプの途中で帰りたくなった日【体験談】
ここでは寒さ対策を甘く見てしまい、痛い目をみた私の体験談を少しお話しします。
2023年の10月、長野県の木曽へ2泊3日でキャンプに行きました。
この頃の関東は10月に入りながらもやや残暑が続き、普段は半袖で過ごしていました。
事前に天気予報は見ていたものの、はじめて訪れるエリアということもあり、あまり朝晩の寒暖差まで考慮した装備で来ることができていませんでした。
キャンプ場について早々、周りのキャンパーさん達の装備の中にストーブがあることに気づき、嫌な予感がしていましたが、あまりにも清々しい晴天に恵まれていたため杞憂で終わることを願っていました。
しかし、日が陰り夕方になると気温はいっきに下がり、気温はあっという間に5度。
活動している間は終始焚火をしていたため暖を取ることができましたが、寒さの恐ろしさを知ったのは寝る時でした。
寝袋に入ったはいいものの、テントの底から上がってくる冷気によって一向に温まらない。たまらず愛犬のむーむーを寝袋内に呼び込んで、一緒になって寝たものの、むーむーがいるところ以外は冷たく、足先が取れてしまいそうなほど冷たくなってしまいました。
僕はぬくぬくだったけどね
結局、その日の私は殆ど眠ることができずに朝を迎え、寝不足と寒さから、体調不良に見舞われました。
次の日はすぐに町へ降り、防寒グッズを購入したため温かく眠ることができましたが、朝晩の寒暖差、寒さを甘くみていた結果、寒さに眠れなかったその日は、はじめて「帰りたい…」と心の底から思いました。
しかし、この経験をしたことで、以前よりもずっとキャンプが好きになり、どっぷりはまっていきました。
澄んだ空気のおいしさ、凍てつく寒さの気持ちよさに気づいてしまった…
おすすめ防寒グッズ
本格的な寒さ対策を考えるのであれば、テントや寝袋(シュラフ)からストーブに至るまで、空間全体を考慮しなければいけません。
ですが、今回は簡単に入手することが可能で、特に個人でできる寒さ対策、防寒グッズをご紹介いたします。
インナーダウン
インナーダウンとは、コートやジャケットの中に着用するダウンウェアのことを指します。
通常のダウンジャケットと比べて軽量で薄手なのに保温力が高いことが特徴です。
ダウンウェアは空気の層を作ることで防寒性能を発揮するため、インナーを着込み過ぎると空気の層に対応が伝わらずに効果が発揮されないので注意が必要です。
私は肌着の上にインナーダウンを着て、その上にトレーナーを着ています
袖があるものからベストタイプのもの、形状は様々ありますが、インナーとして使用するのであれば、ベストタイプのVネックタイプがおススメです。
ダウンパンツ
ルームウェアとしても活躍してくれるのがダウンパンツ。
こちらもインナーダウンと同様、私はタイツの上から履き、その上からズボンを履くようにしています。
1枚下に履く理由は、保温性を高めるためでもありますが、火の粉で穴が空いてしまうのを避けるためです。
インナーダウンもダウンパンツもなるべく薄手のものを選ぶと、コンパクトに収納でき、脱ぎ着をしてもかさばることがないのでおすすめです。
厚手のやつを外側に履きたいときは、「難燃性」のものを選ぶのがポイントです
湯たんぽ
冬の必須アイテムと言っても過言ではないであろう、湯たんぽ。
やっぱり、熱源があるのとないのとでは身体の温まり方が全く違います。
昔ながらの金属製のものからプラスチック製のものまで沢山の種類の湯たんぽが販売されています。
素材の違いによって、熱の伝導性が異なり、メリット・デメリットがあるので使用するスタイルに合わせて活用するのがおすすめです。
私は車の中でも使用するので、軽いプラスチック製のを使ってます
フライトキャップ・ニット帽
「ニット帽はイメージあるけど、どうしてわざわざフライトキャップ?」と思われるかもしれませんが、ポイントは耳です。
フニットキャップとはその名の通り、元々はパイロットが飛行機を操縦するときに着用していた寒さや風を防ぐための帽子。
耳当てとつば(バイザー)が付いており、折り返したり伸ばしたりして使うことができるのが特徴です。
耳は他の身体の部分と異なり、温かさを保つための脂肪層がありません。
また、身体の末端にあり、外気にも触れやすいため血流の伝達も悪い部分になります。
そのため、他の部位よりも寒さを感じやすく、耳の温度を保とうと自律神経が活性化すると、頭痛を引き起こす原因にもなります。
耳の中が痛むような感覚がでるのも、この自律神経のせいなんだよ
他にも、耳を温めるアイテムとしてイヤーマフなどもありますが、長時間日光に当たっていることで髪の毛が痛んでしまうこともあるので、個人的には頭をすっぽりと覆うことができる帽子がおすすめです。
レッグウォーマー・靴下
寝る時には絶対に必須。レッグウォーマーはできれば膝上まであるものが理想的です。
前項で紹介したダウンパンツを履いて寝ることもできますが、どうしても窮屈だったり寝心地の悪さを感じることがあります。
キャンプの時は、いつもより動き回り体力を使っていることも多く、睡眠の質はなるべく確保したいとこ。
そんな時にあると便利なのが、このレッグウォーマーになります。
また、レッグウォーマーの中には着圧タイプのものも多く、1日中動き回った脚のケアをするという意味でも着圧タイプのレッグウォーマーを履いて寝るのがおすすめです。
寝る時はいつもスウェットに着替えて寝てるよ
スリッポン+足先用ホッカイロ
冬のキャンプはおこもりする人も少なくないと思いますが、おこもりする人は絶対に持っておきたいアイテムがスリッポンと足先用ホッカイロです。
レジャーシートや銀マットを敷いているとは言え、冬は想像以上に底冷えをします。
底冷えとは体の芯まで冷え込むこと。また、そのようなきびしい寒さ。特に、寒い日の放射冷却や室内における空気の循環の悪さのために、冷たい空気が地面や床にたまり、足元から全身が冷えることをいう。
日本語表現インフォ https://hyogen.info/word/6066563
足先は身体の一番末端、心臓から遠い部分です。
普段から冷え性で悩まされている女性は想像がしやすいかもしれませんが、冬の地面は足首から先が取れてしまうのではないかと思うほど寒いことがあります。
そんな時に、足を温め、その熱を保温してくれるスリッポンと足先用ホッカイロは必需品です。
桐灰カイロのマグマシリーズは、指先も広く、とっても温かいのでおすすめ!無印良品のあたたかファイバールームシューズと組み合わせてます!
冬キャンプ防寒対策グッズまとめ
今回は全部で6点、「簡単に入手することができ、特に個人でできる寒さ対策」に重点をおいてご紹介してきました。
- インナーダウン
- ダウンパンツ
- 湯たんぽ
- フライトキャップ・ニット帽
- レッグウォーマー・靴下
- スリッポン+足先用ホッカイロ
本当に寒さが苦手、冬キャンプ初心者の方や愛犬を連れている方は「AC電源付きサイト」がおすすめです!
AC電源付きのサイトであれば、電気毛布や電気カーペット・こたつなどを持参すると冬キャンプを暖かく過ごすことができます。
冬キャンプの寒さは想像以上です。
しっかりと防寒対策をおこない、冬キャンプを最大限楽しみましょう!
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