「せっかくキャンプ場を予約したのに雨予報!」「降水量がどれくらいになったら中止をするべき?」と思ったことはありませんか?
キャンプは自然の中で行うアクティビティだからこそ天気の影響を受けてしまいます。
そんな時に指標となるのが天気予報ですが、実際にキャンプ場に行ってみると想像以上に雨が降っていた、なんてことも起こることがあります。
今回は雨の日のキャンプを楽しく安全に行うための指標として「降水量」からどの程度の雨の量なのか、どのような装備が必要になるのか、注意点などを含めて解説していきます。
降水量とは
降水量とは、「降った雨がどこにも流れ去らずに1㎡の地面に溜まった場合の水の深さ」のことを指します。
例えば、「1時間で50ミリの降水量」とは降った雨がその場に溜まった場合、1時間で水深5cmの雨水が溜まることを指しています。
もっと日常に置き換えて説明をすると、1時間に50ミリの雨が降った場合、10分間で約8.3リットル程度の雨が降ることになります。
そうすると、2リットルペットボトル4本分程度の水を被ることになります。
しかし、実際は雨が降っている屋外で体に受ける雨の量は少量となるため、実際に8リットル分の水を被るよりかは被害は少なくなります。
雨の強さと降雨の状況
雨の強さは「やや強い雨」「強い雨」「激しい雨」「非常に激しい雨」「猛烈な雨」の5段階に分類されており、それぞれ降水量の目安が定められています。
基本的に1時間あたりの降水量が10ミリを超えてしまうとトラブルに見舞われてしまう可能性があります。
ですので、キャンプをする際は降水量は10ミリ以下の時に行うようにしましょう。
降水量ごとのイメージと装備
前項でもお伝えしたように、基本的にキャンプをする際は1時間あたりの降水量が10ミリを超えてしまうとトラブルに見舞われてしまう可能性が高いです。
しかし、10ミリ以下であれば装備を整える事で雨の日でもキャンプを楽しむことができます。
降水量ごとの雨量のイメージと必要装備について解説していきます。
降水量1ミリ
降水量1ミリの雨は、「パラパラ」と降る程度の小雨を指します。
短時間であれば傘を差す必要がないですが、ある程度外にいると濡れてしまう可能性があり、傘を差すか差さないか、悩ましい雨量です。
降水量1ミリ程度であれば、傘やレインコートを着用して外でのアクティビティを楽しむことができますが、風が強い場合は中止をした方が良いでしょう。
雨の量より降っている時間の長さが重要な降水量だね
降水量2ミリ
降水量2ミリの雨は、「しとしと」と降る程度の弱い雨を指します。
2ミリ以上降り出すと、傘は必須アイテムになってくるでしょう。
タープやテントに雨が当たることでパラパラと音がするようになり、耐水圧の弱いタープやテントだと雨漏りする可能性があるので注意が必要です。
降水量3ミリ~降水量5ミリ
降水量3ミリを超えてくると「サーサー」と雨が降りサイト内に水溜まりができるようになってくる。
レインウェアと傘の併用を検討する必要があり、設営時にも水没対策やペグの打ち方の工夫が必要となってくる。
設立・撤退はかなり大変ではあるが無理ではなく、雨でもキャンプを楽しめるギリギリのライン。
雨の日は設立も撤退も大変すぎる…!
降水量5ミリ~降水量10ミリ
降水量5ミリ以上は「ザーザー」と雨が本降りになる。
レインウェアと傘の併用はほぼ必須であり、水没する可能性を考慮しつつサイト内のレイアウトをしていく必要がある。
設立・撤退はかなり大変であるため初心者キャンパーの場合は、キャンプサイトを屋根がある所や木の下になるようなところに変更してもらった方が良い。
雨の日キャンプが不安な場合はキャンセルして改めた方が良い思い出が作れることもある
キャンプに慣れててもこれだけ雨が降ってたら憂鬱になるかな…
降水量10ミリ以上
やや強い雨になり、川や湖などが洪水する可能性がでてくるため、キャンプは中止にした方が良いでしょう。
雨の日のキャンプは無理をしない
降水量ごとのイメージやキャンプの準備についてご紹介してきましたが、雨の日のキャンプは無理をしないことが何よりも大切です。
雨の日のキャンプは、雨ならではの気持ち良さや魅力がありますが、通常のキャンプよりも注意しなければいけないことや考えなければいけないことが増えるのも事実です。
また、雨の日は降水量だけではなく「風」もかなり重要な要素となります。
キャンプ場をキャンセルするのは色々な葛藤があるかもしれませんが、楽しい思い出を作るためのキャンプでトラブルに合ってしまっては元も子もありません。
天気予報をしっかりとチェックし、楽しいキャンプの思い出を作ってください。
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